スマホカメラの圧縮効果について

8月
12

“皆さんはカメラレンズの圧縮効果というものを知っていますか?ここではスマホカメラの圧縮効果についてまとめてみましょう。
【圧縮効果とは?】
圧縮効果というのは、近くの物体と遠くの物体の距離感を縮める効果のこと。近くにある物体と遠くの物体の間にある遠近感をなくすのが圧縮効果であり、望遠レンズを使用すれば圧縮効果が出やすくなると言われています。
しかし圧縮効果は望遠レンズの特性ではありません。圧縮効果というのはそもそもレンズの焦点距離による効果ではなく、標準レンズや広角レンズであっても被写体から距離をとることが出来れば圧縮効果を得ることができるのです。
例えばテレビの野球中継を例に挙げると分かりやすいでしょう。ピッチャーマウンドからホームベースまでは約18.44mもありますが、バックスクリーンから望遠レンズで撮影をすればその距離がとても短く見えるのです。これが圧縮効果です。
【圧縮効果の原理とは?】
圧縮効果は遠くの被写体と手前にある被写体の遠近感の違いによって起こります。同じ物体が遠くと近くにある場合、遠くにある物体には見かけ上の大きさにそれほど変化はありません。一方、近くにある物体はそのままの大きさになるので、見かけ上の大きさの差は小さくなるのです。
ただ手前の物体は近くにあればあるほど大きく見えるので、見かけ上の大きさの違いは広がり、見た目上、遠くにある物体が大きく、すぼまっているように見えるでしょう。これが遠近感の違いとなって現れるのが圧縮効果です。
【ズームレンズを使って圧縮効果を得よう!】
圧縮効果によってえられる効果を分かりやすく感じるには「ズームレンズ」を使う方法があります。同じ場所から離れたところにある2つの物体を撮影する場合、ズームレンズを広角側にしている時には2つのサイズの違いをはっきりと見ることができ、そこからズームをしていくと背景が大きくなることに気づくでしょう。
手前にある被写体もどんどん大きく映し出されるようになるの、近くの物体と背景のサイズ差が小さくなっていきます。そうなることで2つの物体の間にある遠近感は感じられなくなり、2つの物体の距離が近くなったと感じられるのです。
【スマホで圧縮効果を出すためにはどうすればよい?】
スマホカメラでも圧縮効果のある写真を撮影することができます。自分が撮りたいと思った被写体と距離を置いて、あとはズームするだけで簡単に撮影できます。望遠レンズがないと圧縮効果のある写真が撮れないのでは…ということはありません。”

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