介護ロボ、施設巡回中 浜松の天竜厚生会、実用化へ大学と研究

9月
17

社会福祉法人天竜厚生会(本部・浜松市天竜区)や神奈川工科大(神奈川県厚木市)の三枝亮准教授(42)らの研究チームが福祉現場での人手不足解消を目的に、夜間の見守りを担う介護医療コンシェルジュロボットを開発しました。天竜厚生会が浜松市で運営する施設で7月末から1カ月間、現場ニーズを反映させるための実証実験を実施中で、2019年春の市場投入を目指します。ロボットは、施設内の自動巡回や車いす利用者の誘導、脈拍や体温、血圧の測定などの機能を有し、タブレット端末を使った遠隔操作が可能です。入所者とのコミュニケーションツールとしても期待でき、職員の負担軽減と施設利用者の生活の質向上を担います。研究チームに天竜厚生会が加わったのは、約5年前に同市で開かれた介護ロボットセミナーで三枝准教授の当時の上司と天竜厚生会の山本たつ子理事長が知り合ったことがきっかけだそうです。三枝准教授らは施設の視察や職員との意見交換を重ね、現場の声を反映させた研究開発を続けてきたのです。

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